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無宗教葬
1.宗教的葬儀では、『魂をあの世へ送るための宗教儀式』と『故人との最後のお別れをするための告別式』が一体となっています。無宗教葬は、告別式だけを行うことになります。 2.無宗教葬には難しさがあります。ふるさとから参列なさる親族にとっては、見たこともないお葬式になるわけですから、前もって十分に話をし、納得していただく必要があります。 3.しかし、格別のことをしなければ故人とのお別れを充実させることができないかといえば、そんなことはありません。お別れは、故人と遺族の一人ひとりの間のことです。一人ひとりがしっかりとお別れをすることができれば、お葬式のもっとも大切な内容が満たされることになります。そして、そのためにご挨拶や歌が必要かといえば必ずしもそんなことはありません。短時間のあっさりした(と思える)お葬式で、十分な場合もあります。 4.通常、無宗教葬の次第は次のようになります。
附)無宗教の告別式を日本で最初に行ったのは、『日本のルソー』といわれた明治の自由民権運動の推進者中江兆民でした。1901年食道がんのため亡くなりましたが、生前「葬儀は不要。直ちに荼毘に付す(火葬する)こと」と遺言していました。困った遺族は自由民権運動の同士であった板垣退助らに相談しました。板垣たちは、『告別式』という言葉を新たに作り、宗教色を排した式を青山墓地会葬場でおこないました。会葬者は1000人を越えたといわれています。当時の新聞は兆民の告別式を『一代を驚倒せしむるの奇葬式』と伝えました。 |
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