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お葬式の経験から

無宗教葬でお願いします〜(5)会葬者はどう受け止めるか〜

もうひとつの問題は、会葬者がどう感じるかという問題です。さきほど、ご親戚の方の話が出ましたが、その方たちには無宗教葬は、喪主が思っていらっしゃる「なじまない」以上に大きな問題である可能性があります。

宗教葬は、人が死の恐怖を宗教的に解決しようとして始まりました。少し乱暴な言い方になりますが、「たとえ肉体は滅びても、魂はあの世で生きつづける」というが死の恐怖からの宗教的解決です。単純でそれだけに今日でも多くの人に対して説得力のある解決です。「死んでしまえばそれで終わりだ」と考えられる人は、無宗教葬でいいのですが、そう考えられない人たちにとっては、無宗教葬は他人の葬式ではあっても、死の宗教的解決の否定に思えてしまうかも知れません。その人たちにとっては、私たちが想像する以上に大きな問題かもしれないのです。

喪主:・・・・・・・。じゃあ、どうすればいいと思いますか?

葬儀者:それは、私が申し上げられることではありません。喪主がお決めになることです。葬儀者としては、難しいことを承知の上で無宗教葬をなさるのなら、否も応もありません。もちろん、出来る限りのお手伝いをさせていただきます。

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無宗教葬でお願いします〜(6)大掃除〜

結局、車の中では結論が出ずに、新宿の故人のご自宅でご主人も交えての話になりました。2ヶ月間の入院生活のあいだ、主のいなかった家は埃が積もっていました。また、1階の家具はすべて2階へ片付ける必要があり、大掃除になりました。喪主ご夫婦と子供さん2人、葬儀社の者4人計8名で格闘することおよそ2時間、ようやくご遺体を安置しました。

「面倒だから」という理由で、ご自宅ではなく式場を借りての葬儀をなさる方がふえています。ご両親が苦労して作られたこの家から、お母様を送り出したいという娘としての気持ち中に、一度もそのようにはおっしゃいませんでしたが、お母様にたいする深い愛情を感じました。実際、ご自宅での葬儀は、貸し斎場に比べて生活感からくる温かみがあり、私は個人的にはご自宅の葬儀が好きなのですが。

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無宗教葬でお願いします〜(7)しぶしぶ仏式に〜

つぎの日が通夜ということは決まっていましたので、結論を急がなければなりません。掃除と片付けを終え、ご遺体を安置した部屋で、喪主とご主人そして私の3人で話が続きました。

喪主はご主人に、「どうしたらいいのかしら」と訊ねます。喪主は、ご自身の考えを貫くことが難しいと思い始めているようでした。

はじめは口を開かなかったご主人は、喪主からの重なる問いに対して、君の言いたいことは分かっているよという表情で、「先にも言ったとおり、普通にやるのがいいと思うよ」と返答します。そのときに、うっかりと(実は確信犯的にであったかもしれません)頷いてしまった私に、喪主が「やっぱり」といって快活にお笑いになり、「分かったわ。仏式でやります。でも俗名で」と精一杯の抵抗を示しながら、結論を出されました。

そう言いきってしまった後の長い沈黙が、喪主の心の動きを表していました。親一人子一人の、親の葬儀を自分の一存では決められなかった悔しさと無念さが伝わってきました。

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無宗教葬でお願いします〜(8)お坊さん〜

急いで僧侶に通夜とお葬式のことを頼まなくてはなりません。祭壇周りの具足も揃えなければなりません。手配を終えて家に帰ったのは、朝8時に家を出てから13時間後の夜9時でした。翌日は通夜が6時からですので、昼過ぎに事務所を出てドライアイスを買い、車を走らせました。車の中で何度も「何か忘れたものはないだろうか」と思い返します。葬儀のときにはこれが強迫観念となって葬儀者を襲います。

そうだ、お坊さんに今日の式場には着替えをする十分な場所がないことを伝えてなかった。喪家と僧侶は通夜の20~30分前にはじめて顔を合わせます。2日間だけの付き合いですから、最初が肝心です。お坊さんに不愉快な顔をされてしまってはどうにもなりません。「葬儀屋の不手際で、僧侶に不快感を持たせてはならない!」(思うようにはならないものですが。)

車を止めて、あわてて電話で式場のことを話し、「承知しておいてください。それから、時間に余裕があればお葬式のあと精進落としにお付き合いいただけますでしょうか」とお願をすると、お坊さんからは「ご丁寧に。狭い場所でのお葬式には慣れていますから心配しないでください。精進落としには申し訳ないが時間がなくて出させていただけません」というご返事だった。一安心。(後で喪主から伺った話によると、このときの電話を、僧侶から「丁寧な葬儀屋」とありがたくもおほめいただいたそうです。)

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無宗教葬でお願いします〜(9)会葬者と葬儀屋〜

通夜は開式となり、僧侶の読経のなか、会葬者の焼香が続きます。何事もない様子ではありましたが、故人と近所付き合いのあったいずれも高齢の会葬者たちはしかし、目ざとく俗名の位牌に気づき、うなずきあいながらなにやらひそひそと話し合っていました。喪主は気づいてか気づかないでか、何食わぬ顔で祭壇に目を向けていらっしゃいました。田舎からこられたご親族の方たちは、喪主の説明に納得し、俗名のお葬式に何もおっしゃいませんでした。連絡を受けてから3日間、お葬式は無事終わりました。喪主から「食事をしてください」とだされた心づけを固辞して、帰途につきました。

葬儀者の目から見て、仏式のほうが無難であったという気持ちは変わりません。しかし、「ほんらい喪主の意向が最大限に尊重されるべきで、無宗教葬にすべきだったかもしれない。少々抵抗があっても喪主のご意向を貫けるよう努力するべきだったかもしれない。今なら、思い通りにおやりになるのがいいと思いますと言えたかもしれないのに」という思いが今でも残るお葬式でした。喪主に対して、考えの浅はかさをあらためてお詫びするべきでしょうか。

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